新たな個人事業者の事業承継税制が10年間の時限措置として創設されました。
個人事業の事業承継の課題として「取引先や顧客との関係をいかに維持するか」ということがあります。
取引先や顧客は、事業主との個人契約によってつながっているので、事業主が死亡した場合、取引先などは「もはや誰のお客さんでもない」という状況が発生します。
経営者の生前に後継者を決めておく、取引先・顧客にも紹介しておくといった対策が重要です。
個人事業を継承する場合も、法人の場合と同様に以下の3つの要素に留意する必要があります。
後継者が不在の事業主等の場合は、後継者人材バンク(事業引継支援センター内)を利用して起業家とのマッチング支援を受けることができます。
事業引継ぎ支援センター
後継者不在の中小企業の事業引継ぎを支援するため、平成23年度に設置された事業引継ぎの専門の支援機関です。全国の事業引継ぎ支援センターでは、事業承継に関する幅広いご相談への対応やM&Aのマッチング支援を行っています。
出典:「事業承継マニュアル 2017年3月」(中小企業庁)を編集・加工して作成しています。